2012. 1.11  低価格インプラント

朝イチは、インプラントの1次オペからスタート。

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術前の治療計画通りの埋入ができ、30分程度のスムーズなオペでした。

 

さて、昨晩 Yahooのトップにこんな記事、、、

欠損した歯に土台(人工歯根)を埋め込み、人工の歯を作るインプラント治療(自由診療)で、痛みや腫れが続くなど、健康被害を訴える相談が増えている。

国民生活センターによると、歯科インプラント治療の健康被害に関する相談は、去年11月までの5年間で343件。平成18年は38件だったが、22年には82件。痛みや腫れ、人工歯根の破損、化膿(かのう)や炎症などを訴える人が多く、症状が続いた期間が分かっている204件のうち、4割以上が1年以上と答えた。

岡山県に住む60代の女性は、1本13万と比較的安価な医院をインターネットで見つけ、5本の歯をインプラントにした。しかし、治療後の痛みが取れず、他の病院で診察を受けたところ、5本のうち2本と別の歯1本を抜いてやり直すことになったという。

同センターでは「医療機関や歯科医師によって、治療水準に差がある恐れがある」と分析している。また、インターネットやチラシに不適切な広告があるとして、消費者に注意を呼びかけるとともに、関係機関に対し、十分な情報提供や治療のガイドラインを定めるように要望している。

 

欠損補綴のオプションとして、広く認知されたインプラント治療。

インプラント治療は、取り外し式の入れ歯に取って代わるには十分な機能と審美性を確保出来ますが、その反面、コストは何十倍もします。

ですから、その価格だけで「NO」と患者様から言われてしまう事もあります。

もちろん、患者様にしてみれば費用はとても気になるところだと思いますが、それだけでインプラント施術医院を決めるのはとても危険だと思います。

 

コラムで過去何度も書いてきたコトですが、インプラント治療は誰がやっても同じ結果になるとは限りません。

ましてや、コスト削減の為に、重要な部分を省いたり出来るものでもありません。

インターネット等で集患目的の低価格インプラントを謳う歯科医院が散見されますが、スーパーの安売りチラシと同列意識で、ウチ等同業者の広告がこうも多いと悲しい気持ちになりますね。

安全以上にコストを優先するナンてチャンチャラおかしいでしょ。

ウチではそんな医療は提供出来ません。

 

逆に高けりゃいいのかって訳じゃありませんが、自費の診療とてやみくもに患者様に治療費を請求している訳ではなく、材料の違いだけではない見えない技術や知識などに資金を要することが、まだまだ世間一般には全くリンクされていないようです。

ましてや、医療行為はモノじゃありませんし、宝石を買うのとはワケが違いますから、患者様にはソコの所をよく考えて頂きたいんですが、このコストは、リスクを最小にする為の努力の結果なのです。

安全性が損なわれてしまってはなりませんから、ソコの所、ナンとかご理解下さい。

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