2012. 5. 8  磁性アタッチメント義歯

元々は、他院からの依頼で奥様がウチでインプラント治療を行い、ご主人もインプラント治療をご希望され、奥様からご紹介頂きました。

上顎両側臼歯部は元々欠損。 残っていた前歯6本のブリッジの支台も、重度の歯周炎と歯根破折で数本抜歯しなければならず、結局上顎は、前歯のブリッジの支台だった歯の歯根のみ2本だけが、かろうじて保存出来た状態でした。

 

で、ご主人のご希望は、とにかく上の入れ歯の上あごをまたがって通る金具(パラタルバーのコトね)が気になって仕方ないとの事。

ご主人のご希望のインプラント治療も出来なくはないけど、両側のサイナスリフトも必要で、かなりの治療期間・費用負担が掛かる事、患者様の年齢、ニーズ、咬合、生活環境などなど、他にも様々な事を考慮すると、残った2本の歯根を使って磁性アタッチメントによる義歯で補綴する方のがよいだろうという事になりました。

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「カチッとはまるし、コレなら気にならない」と喜んで頂けたご様子。

医療従事者にとって、患者様に喜んで頂けた時こそ最高に嬉しく、やり甲斐を感じる瞬間ですね。

 

でもなぁ、、、インプラントする事が目的みたいな歯医者なら、きっとインプラントにしちゃうケースなんだろうなぁ(爆)

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