2013. 4.19  基本に立ち返る

毎月送られてくる日本歯科医師会雑誌。

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興味深い内容が時々掲載されていたりするので、一応ササッと目を通すのですが、先日届いた4月号の中の「総合歯科診療のすすめ」の記事は、是非とも若い先生方に読んで頂きたい内容でした。

 

さて、若い歯科医師が「早く一人前になりたい」と思うのは当然の事でして、もちろんフクダも歯医者になりたての頃、「早く一人前になりたい」という気持ちが強くありました。

ましてや卒業したての頃ナンて、同級生と話をしていて、同級生が自分よりも先に難しい処置が出来るようになったと聞けば、そりゃ少々焦りもしたモンでした。

 

自分も少なからず同じ道を辿ってきたワケですから、若い歯科医師の気持ちもよく分かりますが、それなりに経験を積んできた者が口を揃えて言うのは、やはり基本が大事ってコト。

特に昨今は、審美治療やらインプラントやらと派手に見える処置に、若い歯科医師が、ついつい基礎を疎かにしたままにその道へと誘惑されてしまう事も多いようで、まともに義歯の印象も採れない、まともにクラウンの形成も出来ない、大して外科処置すらもしたこともない若い歯科医師が「サイナスリフトのオペについて聞きたい」ナンてバカな事を言い出すワケです。

当たり前だけど、高尾山も登れないのに富士山に登ろうたって、そりゃ無理だって(笑)

 

もちろん、我々だって時には基本に立ち返らなければならない事もあるワケで、若い先生だけでなく、我々世代も是非これを読んで、初心に帰りたいものであります。

 

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