2018. 4.24  最近の細菌学のお勉強

18時で診療室を閉めて、夜は歯科医師会の学術講演会へ。

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大学の教授先生をお呼びして、口腔ケアの重要性を再考する、細菌学のお勉強です。

 

「歯周病などの口腔感染症が誤嚥性肺炎などの全身疾患の誘因となるエビデンスによって、健康な口腔環境の維持が全身の健康維持の向上にも重要であるとの考えが広まり、近年 口腔衛生に対する関心が高まっています。」

講習会などによく行く先生なら聞き慣れたカンジだと思いますが、話の出だしって大体こんなカンジですよね(笑)

で、この後に小難しい話が続いて、基礎系のお話が大事なのは分かっていながら、段々と睡魔がやって来る、ってところでしょうか?!

特に川越の後輩 S先生は図星でありましょう(笑)

 

さて、今回も「嗚呼  またかw」の出だしに小難しい話へと続きましたが、いやいや、珍しくって言ったら失礼だけど、基礎系の話としては、最新の知見を交えた分子レベルのエビデンスの話が相当面白かった。

よく摂食嚥下ナンかの講演会とか行くと、大体 誤嚥する嚥下造影の動画を見せられて(笑)、結局のところ、口腔細菌がどのように誤嚥性肺炎の発症に関与しているのか、何故 口腔ケアがその予防に有効なのか、もっとも重要な点が曖昧だったりナンですよね。

大変勉強になりました。

 

ちなみに「今後、超高齢化社会が益々進み、有病高齢者や要介護高齢者の増加が見込まれる中で、歯科医療従事者が口腔管理を通して健康寿命の延伸に果たす役割は一層大きくなります」って、講演の〆となるワケですが、そうは言ってもね、医科歯科をはじめ多職種連携の中では、なかなかどうして、口腔ケアの重要性ってまだまだ理解されてない気がするよなー。

 

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