先日の話。
令和7年7月7日、7が揃う日の早朝、親父が入院していた病院から急変の連絡があり、すぐさま病院へと向かった。
病院に到着した時には既に呼吸も脈も無く、病院から電話を貰ってからわずか1時間足らずで息を引き取り、親父は一人黙って旅立っていってしまった。
本当に眠っているような安らかな顔だった。
これまで散々迷惑ばかり掛けて来た。
身体は小さくなり、脛は子供達が齧り過ぎたせいで随分細くなってしまった。
親父の手を握りながら、親父との思い出をたくさん思い返して、申し訳ない気持ちと感謝の気持ちでいっぱいだった。
多分 今日逝ってしまったのは、前々から親父が自分で決めていた事なんだろうと思う。
あまり多くを語る親父では無かったし、一人黙って逝ってしまったのも、最期のお別れが涙になるのが嫌だったんだと思う。
だから「777なんて覚えやすい命日だろ」っていう、親父なりの冗談混じりで洒落た最後のメッセージ、そして、七夕の日に、三途の川ではなく、9年前に亡くなった織姫が向こう岸で待っている天の川を渡って行くなんて、最期まで粋な親父だった。
親父の大きな背中は、最期の最期まで大きくて格好良かったよ。
もしもあの世があるのなら、お袋も家族も友人もいて、さぞかし楽しく、親父もきっと寂しくはないだろう。
息子たちは、もう少しこちらで頑張ってから会いに行きます。
親父 安らかに。
昨日 無事 葬儀が終わりました。
予約を変更していただいた患者様、 お心遣いいただいた皆様、留守を守ってくれたスタッフのみんな、ありがとうございました。