盗んだバイクで走り出すワケじゃナイけど(笑)15の夜は、診療室を早退して武蔵野日赤でお勉強です。
さて、ウチ等の日常診療で基本的にはあまりない事かもしれないけれど、最悪なシチュエーションに出くわす可能性だってゼロではありません。
ですから、もしそうなった時のために、日頃から救急蘇生について繰り返して講義や実習を通し復習するワケですが、果たしてそうなった時、机上の学問としてではなく歯科医院の現場レベルで緊急時の対応がどう出来るのかなど、事例を通して再考しましょうってのが今日のお勉強内容です。
基本的に最低限の救急医薬品をドコの歯科医院でも常備していると思いますが、じゃあいざって時に本当にそれが適切に使えるか??
病院救急の現場でさえ、救命救急を専門としているエキスパート達が、刻々と変化していく病態のなか、迅速かつ大勢の人間で動いていてさえしても最悪の結果となる場合すらあるのに、一般の歯科医院にそれが出来るのか??
ウチ等は救急救命医ではないし、普段からそんな状況に慣れているワケではないので、正直素直にYESとは言えないでしょう。
ですから、診療所としては、初期救急対応と出来る限り現場で為し得ることを見極めて、いち早く基幹病院へ搬送する事が大事。
緊急対応とて基本は予防でありますが、知識や技能、その準備等、机上の学問として分かっていても、いざと言うとき冷静かつ迅速に動けなければ意味がないワケで、日頃から訓練も大事。
もちろん何も起こらないことが一番いいのだけれど、いざって時に何よりまず冷静でいられるかが一番大事になるよね。
そう言った事を常に念頭に置いて臨床に臨むべきでありましょう、、、という大事なお勉強でした。
だからさー、歯医者でコスプレなんてして騒いでる場合じゃないんだって(笑)