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2013.10.9  治療の方向性

2013年10月9日 水曜日

元々前歯が叢生で、重度の歯周病だったケース。

保存不可能だった2本を抜歯し、残りの前歯は歯周外科を行ったうえ、矯正治療で叢生を改善。

1歯分欠損のスペースをレジン前装の接着性ブリッジで回復しました。

PICT0034

なるべく保険で治療して欲しいという患者さんの意向でしたから、どうしてもの叢生改善だけ矯正治療。 他は全て保険治療としました。

 

ところで、巷の歯医者さんのHPやブログを見ると、患者さん向けの「ウチではこんな凄いコトが出来ますよ」的な内容を目にすることがありますね。

セミナーとかだと同業者向け症例自慢(笑)

このケースもやる人がやると(笑)、ペリオ患者にはインプラントの方がウン十年と予後が伸びると片っ端から抜いて、¥のためじゃない、患者さんのためだとインプラントになるのかも?!

そりゃ、ウン十年先の予後を見据えた上での結論ならそれもいいのでしょうが、あくまで医療として求められるべきは、やっぱそうじゃナイでしょ。

必要なのは患者さんに対する本当の疾病治療やお互いの背丈に合わせた再建治療じゃないですかね。

 

同じ歯科医師として、ナンだかなぁーと思ってしまうような話を人から聞いたモンで、愚痴を少々(笑)

まぁ 方向性が違うと言われてしまえば、それまでナンだけどね(爆)