2012年5月8日 のアーカイブ

2012. 5. 8  磁性アタッチメント義歯

2012年5月8日 火曜日

元々は、他院からの依頼で奥様がウチでインプラント治療を行い、ご主人もインプラント治療をご希望され、奥様からご紹介頂きました。

上顎両側臼歯部は元々欠損。 残っていた前歯6本のブリッジの支台も、重度の歯周炎と歯根破折で数本抜歯しなければならず、結局上顎は、前歯のブリッジの支台だった歯の歯根のみ2本だけが、かろうじて保存出来た状態でした。

 

で、ご主人のご希望は、とにかく上の入れ歯の上あごをまたがって通る金具(パラタルバーのコトね)が気になって仕方ないとの事。

ご主人のご希望のインプラント治療も出来なくはないけど、両側のサイナスリフトも必要で、かなりの治療期間・費用負担が掛かる事、患者様の年齢、ニーズ、咬合、生活環境などなど、他にも様々な事を考慮すると、残った2本の歯根を使って磁性アタッチメントによる義歯で補綴する方のがよいだろうという事になりました。

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「カチッとはまるし、コレなら気にならない」と喜んで頂けたご様子。

医療従事者にとって、患者様に喜んで頂けた時こそ最高に嬉しく、やり甲斐を感じる瞬間ですね。

 

でもなぁ、、、インプラントする事が目的みたいな歯医者なら、きっとインプラントにしちゃうケースなんだろうなぁ(爆)

2012. 5. 8  朗報!

2012年5月8日 火曜日

先日見つけた記事より、、、

 

おなかの脂肪で歯茎再生…阪大グループが臨床へ

重い歯周病で失われた歯茎などを、患者自らの皮下脂肪から抽出した幹細胞を移植して再生する世界初の臨床研究を、大阪大歯学部附属病院(大阪府吹田市)の村上伸也教授らのグループが始める。

動物実験では再生効果が確認されており、先月下旬、厚生労働省のヒト幹細胞に関する審査委員会に研究計画を提出した。認められれば年内にも実施し、安全性や有効性を確かめる。

歯周病は成人の約8割がかかり、歯を失う最大の原因になっている。感染による炎症で、歯茎と、その下の歯槽骨やセメント質などの歯周組織が破壊され、口臭の原因にもなる。

臨床研究は、中等症から重症の患者12人が対象。局所麻酔をした患者の腹部から皮下脂肪を30〜10cc摂り、歯周組織の元になる幹細胞を抽出する。3週間、培養した後、歯槽骨が欠けた部分に移植する。

(読売新聞)

 

余っている脂肪が役に立つ日がついに来たかっ!!

貯めた甲斐があったヮ(笑)